SOLUTIONS

映像・コンテンツ制作支援

スタジオブロスでは、フォトリアルな3DCGによる精巧なビジュアライゼーションを提供するだけでなく、映像・コンテンツ制作を効率的に進めるために、あらゆるワークフローの要所で専門のスペシャリストがサポートします。
幅広い業界の映像・コンテンツ制作に新たな可能性を切り拓きます。

DEVELOPMENT

企画段階の絵コンテからポストプロダクションのファイナルカットまで伴走し、共にストーリーを探求することで、バーチャルプロダクションに必要なソリューションの早期計画、強力なクリエイションを実現します。
スクリプトからイメージされるロケーションやアセット制作、ステージでのオペレーションを、VADコンセプトを用いて計画します。

PRE-PRODUCTION

リアルタイムレンダリングに特化したアセット制作知識をもつVADが、ピッチビズ、テックビズ、プリビズなどのプリプロダクションの工程から携わることで、没入感のある高品質なバーチャルプロダクションを実現します。VADがバーチャルプロダクション用に作成したアセットは、すべてライブラリとして活用できます。
従来の映像制作では、コンセプトに合ったロケーションを選定し、現地の限られた時間のなかで撮影に必要なカットを探索していました。バーチャルスカウトを用いた仮想空間上のロケーションなら、季節や時間も自由自在に撮影シーンを計画することができます。
タブレットを使用し、実際のカメラを操作するように仮想空間上のカメラをコントロール。どのカメラやレンズを使用するか、仮想空間上で事前にショットを確認して計画することができます。
プロジェクトの早い段階から最終ピクセルに近いビジュアライズを構築し、プロジェクト全体の計画に必要なイメージを共有できます。
カメラや照明などの技術的な計画を、バーチャルカメラやライティングを用いてプリビズ上でテスト。オペレーションを簡単に行うための最適化など、撮影本番に備えて技術的な課題を事前に解決します。技術的なスカウト結果は、テクニカルプロダクションとして使用します。
ロケーションにアセットやアクターを配置し、リアルタイムで変更可能なストーリーとショットにステージを最適化します。撮影で実現したいVFXやアクションなど、予測される演出とステージの動きをすべて構成します。

PRODUCTION

Unreal Engineのリアルタイムレンダリングによって照明の色やアセットをコントロールし、仮想空間と物理空間に境目のないシームレスな撮影を実現します。従来のポストプロダクション工程を待たずに、最終的なピクセルイメージを撮影現場で完成することができます。
リアルタイムレンダリングされたフォトリアルなステージセットと高度なカメラトラッキング技術を組み合わせることで、高品質で効率的な撮影を実現します。LEDパネル、LEDプロセッサー、トラッキングシステムなど、撮影に必要な品質が確保されているか、事前に確認することが重要です。

POST-PRODUCTION

グリーン/ブルーバックまたはLEDウォールなどでの撮影後、プリビズのステージと撮影した実写映像を組み合わせて、最終的なVFXを実装する前のシーンプレビューを素早く作成できます。
従来の映像制作と比べて、プリプロからプロダクションまでの段階でほとんどのVFX作業を効率的に視覚化するため、ファイナルカットのレンダリングなどの撮影後のポストプロダクション工程を大幅に圧縮します。

ビジュアライゼーション

先進的なビジュアライゼーション技術を活用し、リアリティのある表現やデータ可視化を実現します。
プロトタイピングから最終形まで効率的にサポートするとともに、新たな価値を生み出すプロセスを加速します。

映画やアニメ制作に求められる、説得力のある密度の高い背景や、自然でリアリティ溢れる群衆の動きを効率的にシミュレーションします。Golaem、Atoms、Anima、Houdiniなどのツールを活用し、環境に応じた多彩なバリエーションを実現。さらに、VAT(Vertex Animation Texture)を活用することで、高パフォーマンスを維持しながら大規模な群衆表現を可能にします。
実在するロケーションやプロップを点群データ撮影することで、再利用可能な3DCGアセットに変換します。モデリングの時間を大幅に短縮し、プロトタイピングを高速にテストできます。フォトグラメトリやボリュメトリックキャプチャなど、様々な技術ソリューションを組合せて効率的なビジュアライズを実現します。

エンタープライズ

複雑な産業プロセスにクラウドとビジュアライゼーション技術を組み合わせて、仮想環境から現実世界へのシームレスなシミュレーションと効率的かつ持続可能なオートメーションの実現を支援します。
工業、産業、製造、物流、医療分野におけるDXを加速します。

FACTORY AUTOMATION / DIGITAL TWIN

工業・産業オートメーションで使われる国際標準化規格OPC UA (OPC Unified Architecture)を、Unreal Engineに組み込むプラグインを開発。オープンソース規格であるOpen62541を採用することで、導入コストを抑えられます。OPC UAサーバー、OPC UAクライアント、Pub/Sub通信をサポートしています。実際の環境に近いデジタルツインを構築することで、安全・正確にシミュレーションを繰り返し、ファクトリーオートメーションを加速します。OPC UA以外に、MQTTを用いたデータ通信にも対応します。
VRを使用して操縦者の実際の動作をスキャンし、産業用ロボットの学習データを作成します。数値入力操作では実現が難しい、感覚的な動作をロボットアームへ効率的に学習できます。また、ロボットアームは、CADデータをコンバートしてUnreal Engineに取り込むので、規格を問わずリアルタイムビジュアライゼーションが可能です。シミュレーションを繰り返すことで正確性を高め、生産性を向上します。

OMNIVERSE SOLUTIONS

出典:NVIDIA

USD(Universal Scene Description)を基盤に、異なる3Dデザインアプリケーション間のデータ互換性を実現。複雑なデザインワークフローを根本的に変革し、プロダクト品質を新たな高みに押し上げます。リアルタイムトレースやパストレースレンダリングによる物理的に正確なデジタルツインを活用できるため、幅広い用途でリアルタイムコラボレーションを加速します。Omniverseの拡張性に優れたマルチGPUプラットフォームと中央ハブ機能を活用したシミュレーターのカスタマイズや、コネクタ開発にも対応します。Omniverse導入検討から技術支援、そして継続的なサポートまで、お客様のビジョン実現をパートナーとして包括的にサポートします。
製造、物流、農業など、あらゆる産業分野の産業用ロボティクスの設計や、運用における課題を仮想環境でシミュレーション。スマートファクトリー推進を支援し、生産性向上をサポートします。CADデータなど既存の3Dデータを、USDでシームレスに統合したデジタルツインを制作。ロボットや自立型マシンのほか、工場や施設全体を仮想再現し、IoTデバイスや各種センサーから集めた大量のリアルタイムデータとデジタルツインを連携させ、トレーニングを繰り返すことで、学習結果を現実世界のシステムへ安全に適用できます。様々なOmniverseプラットフォーム上のソリューションとも連携可能なため、シミュレーションだけでなく、複数拠点やチーム間でのコラボレーションも加速します。

弊社は、NVIDIA Omniverse Partner Council Japanへ参画しています。
NVIDIA Omniverse導入のサポート、技術開発のコラボレーションやシミュレーション設計など、ご要望にあわせて提案します。
お気軽にご相談ください。

AWSソリューション

アマゾンウェブサービス(AWS)を活用し、マシンリソースや利用環境の制限からお客様の課題を取り除き、自由自在なクリエイティブをサポートします。
一時的な制作環境の追加など、状況に応じた柔軟なリソース管理が可能になります。
クラウドワークステーションの構築、レンダーファーム、バージョン管理、PixelStreamingなど、お客様の用途にあわせて必要なソリューションをご提案します。

アマゾンウェブサービス(AWS)の提供するGPUを搭載したサーバを活用し、仮想ワークステーションを提供します。人員が増えてマシンが足りない、マシンはあるがパワーが足りない等の需要に素早く対応可能です。Amazon EC2単体の他、VDI環境構築など、必要な要件にあわせて最適な環境を構築します
AWS Deadline Cloudを利用することで、いつでもクラウド上にレンダーファームを構築できます。高品質なコンテンツ制作において、ローカルマシンのリソースではレンダリングジョブの量を処理しきれなくなっても、AWS Deadline Cloudならレンダリングに必要なリソースを簡単に調達できます。また、クラウドとローカルの併用、オンプレミスでのDeadline環境構築など、ご要望に応じて設定します。
UnrealEngine等、3DCGを扱う映像制作に必要なバージョン管理サーバを構築します。クラウドに配置すれば、容量が少なくなってしまってもすぐに拡張でき、バックアップの保管場所にも困りません。

弊社には、以下のAWS認定資格を所有しているメンバーが在籍しています。
プロジェクトに合わせたワークフローや最適なソリューションをご提案できますので、お気軽にご相談ください。

関連書籍

初心者にもやさしい内容で学習できる書籍「CG屋さんのためのAWS入門」「CG屋さんのためのPerforce入門」を発刊しています。

AWS入門

  • CG屋さんのためのAWS入門 座学編の書影
    CG屋さんのためのAWS入門
    座学編
    AWS Deadlineを使い始めるのに最低限必要な知識だけをまとめました。
  • CG屋さんのためのAWS入門 ハンズオン編の書影
    CG屋さんのためのAWS入門
    ハンズオン編
    座学編で学んだ知識を生かし、AWSの操作方法を学びます。
  • NEW
    CG屋さんのためのAWS入門 AwsThinkboxDeadlineの書影
    CG屋さんのためのAWS入門
    AwsThinkboxDeadline [第2版]
    Deadline 10.3に対応した改訂版。座学編、ハンズオン編で学んだ知識をもとに、Deadlineでクラウドレンダリングする方法をハンズオンで学びます。

Perforce入門

  • CG屋さんのためのPerforce入門 P4V編の書影
    CG屋さんのためのPerforce入門
    P4V編
    はじめてPerforceを使う人でも、前半で概念・用語を、後半はハンズオンで基本的な使い方を学ぶことができます。
  • CG屋さんのためのPerforce入門 サーバーセットアップ編の書影
    CG屋さんのためのPerforce入門
    サーバーセットアップ編
    HelixCoreサーバーの立ち上げを、サーバー操作が苦手な方でもハンズオンで学ぶことができます。
  • どうするPerforce トラブル Q&A編の書影
    どうするPerforce
    トラブル Q&A編
    Perforce運用中に実際に発生したトラブルと対処をまとめています。