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Redshift & Mayaで始めるGPUレンダー その1

2018年も8月になりました。ちょうど1年前くらいにこのブログでRedshiftの情報を書いていましたが、ここで再び連載していこうと思います。

最近のRedshift情報として、yuichiro yamaさんのYoutubeチャンネルを紹介させていただこうと思います。

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なんと、Redshift2.5、Arnold5、V-Ray3.6、Mantra(houdini標準レンダラー)の4種類のジャンル別のベンチマークテストをしている動画を9つも公開されています。

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最初は標準的な質感+ライトだけのアニメーションです。 Redshift=3.2分、Arnold=5.5分、V-Ray=3.6分、Mantra=7.5分 ※時間は1フレームあたり平均

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2番目はティーポットが回転しているアニメです。屈折と反射があります。 Redshift=40秒、Arnold=10分、V-Ray=80秒、Mantra=9.5分

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3番目はアニメーションでモーションブラーのテストです。 Redshift=2分、Arnold=9分、V-Ray=2分、Mantra=7.5分

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4番目は爆発によるボリュームレンダーです。 Redshift=20秒、Arnold=4分、V-Ray=90秒、Mantra=83秒

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5番目は屋内のGIのテストです。 Redshift=2分、Arnold=6分、V-Ray=5分、Mantra=14分

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6番目は水のエフェクトです。 Redshift=3分、Arnold=6分、V-Ray=8分、Mantra=12分

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7番目は砂のエフェクトです。 Redshift=52秒、Arnold=2.2分、V-Ray=100秒、Mantra=3.5分

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8番目は焚火の炎エフェクトです。 Redshift=2.5分、Arnold=17分、V-Ray=10分、Mantra=38分

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9番目の最後はフォーカスとボケの効果です。 Redshift=2.5分、Arnold=9.5分、V-Ray=20分、Mantra=35分

CPUはXeon E52687W 3.0GhZ、GPUはGTX1080tiとの記載があります。 どのテストもRedshiftが良い結果を出しています。 GPUレンダーですので、グラフィックボードを追加すれば、さらに速くなるでしょう。

もちろん各レンダラーの仕上がりなど違いがあり、好みが分かれると思います。プロジェクトではレンダリングできる時間が限られますので、やはり速いのは有利ではないでしょうか。

ユーザー事例の新しい情報は、「Lego DC Villains」というゲームのトレーラーです。

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これは「TEDx Sydney – Love Is Love – Robots」という作品。 個人的に一押しです。

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ボーンデジタルさんの「Redshiftユーザー事例」にあるのが、最近公開された、ハリウッド映画「ランペイジ巨獣大乱闘」があります。

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どんどん、Redshiftも使われているようです。 次回から、オリジナルチュートリアルを始めようと思います。お楽しみに!